先端半導体に4500億円投資 岩手、三重でキオクシア

 東芝の半導体事業を前身とするキオクシアは6日、岩手、三重両県の工場で新たに進める先端メモリー半導体量産計画に4500億円を投じると発表した。先端半導体への総投資額はこれまでの取り組みと合わせて7288億円となる。経済産業省は計画に最大2429億円を助成し、戦略物資と位置付ける半導体の供給体制を強化する。

 計画では、米半導体大手ウエスタン・デジタル(WD)と共同運営する北上工場(岩手県北上市)と四日市工場(三重県四日市市)で人工知能(AI)や自動運転などで需要増が見込まれるデータ記録用の「3次元フラッシュメモリー」の最新型を製造する。2025年9月からの出荷を目指す。

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