【横浜FC】雪の中で再始動 四方田監督「もっと攻撃の回数増やしていきたい」

雪が降り積もったピッチで練習を見守る横浜FCの四方田監督=LEOCトレーニングセンター

 J2横浜FCは6日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンターで、宮崎キャンプ後初の全体練習に臨んだ。一面白く染まったピッチでの再始動。四方田修平監督(50)は「いいキャンプを送れたし、けが人も出なくて良かったと思うが、開幕に向けてやらなきゃいけないことはたくさんある」とねじを巻き直した。

 南国宮崎から一転、雪景色が出迎えた。丘の上のピッチは除雪作業も一苦労の様子で、札幌で長く暮らした指揮官でも「こっちは用具も少ないし、雪が水を含んで重いから大変」と苦笑い。それでも、選手たちの軽快な動きと時折のぞく笑みからは充実の日々がうかがえる。

 3週間のキャンプではJ1横浜Mなど4チームと練習試合を実施。総仕上げとなった3日のJ3金沢戦は45分と30分のゲームを2本ずつ行い、三田、桜川のゴールで計2―0で勝利した。

 「それぞれ全く違うので一言では難しいが、キャンプでやってきたことを意識してやってくれたと思う」と指揮官。「もっと攻撃の回数を増やしていきたい。守備はタイプの違う4チームとやれたことで経験値を増やせた」と手応えを口にした。

 山口との開幕戦まで残り2週間余り。守備面のブラッシュアップを掲げ、「まだしっくりいってない部分もあるので改善し、長いシーズンを戦っていく上でのベースをしっかり固めていきたい」と決意を込めた。

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