【横浜】2月の横浜はめでたい!「横浜春節祭2024」スタート

春節とは、旧暦の新年を迎えて、最初の新月から満月までの15日間のこと。横浜中華街はもちろん、2022年から横浜市としても春節を祝ってきました。今年は、横浜市庁舎で春節祭のオープニングセレモニーが開かれるということで行ってきました。

横浜市と横浜中華街がWで春節を祝う

出典:リビング横浜Web

山中市長と横浜中華街発展会協同組合の高橋理事長

“春節祭”という呼称が使えるのは、日本三大中華街がある横浜市、神戸市、長崎市の三都市だけなのだそう。昼間に見てもきれいな巨大なランタンオブジェが横浜市都心臨海部を中心に実に32カ所設置され(過去最大規模!)、街全体で春節を祝います。ランタンオブジェは、職人がひとつひとつ手作業でつくる中華伝統工芸。そんなランタンオブジェ全32カ所で「春節デジタルスタンプラリー」を開催。スタンプを集めると賞品として、横浜中華街の「春節福引き・紅包(ほんぱお)くじ」がもらえます。

オープニングセレモニーでは、横浜中華街発展会協同組合の高橋理事長が「横浜春節祭」への想いを語り、山中市長も「研究者時代、国際学会でその土地土地の中華街を訪れたが、規模もクオリティーも横浜の中華街は世界最高」と横浜中華街の魅力をPRしました。

これは必見!中華獅子舞

セレモニーの最後には、横濱中華學院校友會による「祈願獅子舞」の演舞も。中華文化において獅子は吉祥のシンボルで、古来「邪を祓い、福を呼び込む神の化身」として親しまれ、獅子舞は神事として祝賀行事に欠かせないもの。獅子舞には、悪疫災厄退散の故事もあり、新年が素晴らしい一年になることを祈願するとともに、令和6年能登半島地震の早期復興の願いを込めたW祈願獅子舞が披露されました。

ドラや太鼓などの激しい音楽が鳴り始めると獅子舞が登場。2.5mはあると思われる足場に飛び乗り、軽やかに飛び移っていく獅子舞の姿に歓声が上がります。アクロバティックな演舞の合間に、まばたきをしたり、お尻をフリフリしたりと愛嬌たっぷりでつい「かわいい…!」と声が出ます。以前「中華街の獅子舞には追っかけがいる」と聞いたのですが、これは推してしまうのもわかる、と思いました。

獅子舞に頭を噛んでもらうと厄を払える、ということで、紅包にご祝儀を入れて獅子舞に渡す人たちが続出。今回の演舞で集まったご祝儀は、すべて令和6年能登半島地震の復興のために寄付されるそうです。

横浜春節祭2024は2/24(土)まで。めでたい2月の横浜を満喫してみては。

出典:リビング横浜Web
出典:リビング横浜Web

軽やかに足場を飛び移る様子に歓声が上がる

出典:リビング横浜Web
出典:リビング横浜Web

獅子舞を披露した横濱中華學院校友會のみなさんと校長先生(中央左)、横浜中華街発展会協同組合の高橋理事長(中央右)

動画もチェック!

動画はこちら!

© 株式会社サンケイリビング新聞社