サイトウ匠店、破産手続き開始決定 負債1億9600万円

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帝国データバンク水戸支店は6日、解体工事業のサイトウ匠店(茨城県日立市東成沢町)が水戸地裁日立支部より、破産手続き開始決定を受けたと発表した。1月26日付。負債額は約1億9600万円。

同社は2006年創業。茨城県内や東日本大震災で被災した福島県で、一戸建て住宅やアパートなど建物の解体工事を中心に手がけた。関連して産業廃棄物の収集運搬も行っていた。福島県内の建物解体撤去工事を積極的に受注し、ピーク時の18年4月期には年売上高約2億3400万円を計上した。

だが、解体工事の受注量の落ち込みで、21年4月期以降は1000万円単位の赤字が続いて事業継続が困難となり、昨年5月ごろに営業を停止した。

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