東京や埼玉などに【低温注意報】 7日(水)朝は冷え込む 水道・路面凍結に注意

7日(水)の予想最低気温(ウェザーマップ)

 関東の天気は回復に向かっているが、今夜からあす7日(水)の朝は、内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。東京の多摩北部・南部や埼玉県秩父などに「低温注意報」が発表されていて、これらの地域は特に水道管の凍結に注意が必要となる。また、積雪が残っている地域を中心に、路面の凍結にも注意が必要だ。

強い冷え込み

6日(火)の最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)の関東は天気の回復が遅れ、午後も冷たい雨の降った所が多かった。午後4時40分現在の最高気温は、水戸3.9℃、千葉5.0℃、宇都宮5.3℃、東京5.4℃など、各地で平年を5℃前後下回り、平地でも冷蔵庫の中にいるような寒さが続いた。

7日(水)の天気と気温(関東甲信)(ウェザーマップ)

 関東は今夜からあす(水)朝は晴れる地域が多く、内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。予想最低気温は、大田原(栃木)-7℃、秩父(埼玉)-6℃、熊谷(埼玉)とさいたま-3℃、宇都宮-2℃、水戸と前橋-1℃、東京都心で0℃となっている。

低温注意報(ウェザーマップ)

 一般的に気温が-4℃以下になると、水道管が凍ったり破裂する事故が多くなる。低温注意報が発表されている地域は、特に注意が必要だ。ベランダなどの洗濯水栓はタオルで覆ったり、段ボールケースを被せるなどすると効果があるという。

路面凍結も注意

6日(火)午後4時の積雪の深さ(ウェザーマップ)

 前橋から東京都心にかけては、きょう(火)夕方でもまだ積雪が数センチあり、周辺地域は広く積雪が残っているものと思われる。このため、山沿いほど冷え込みが強くなくても、あす(水)朝は路面の凍結によるスリップ事故や転倒事故に注意が必要だ。路肩にどかした雪から染み出す水が凍る場合もあるため、常に路面の様子を確かめながら慎重に歩くようにしたい。

(気象予報士・高橋和也)

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