恵みの雪で雪像が「2つ」に 雪まつりの準備進む大内宿 外国人観光客も銀世界に興奮 福島

10日から「雪まつり」を開く会津の観光地では、この雪を受けて準備が本格化していて、雪を目当てに海外から多くの観光客が訪れにぎわっています。

小枝佳祐記者「一面銀世界となった大内宿では、きょうから、雪まつりの雪像づくりが始まりました」

下郷町の大内宿では、10日から始まる雪まつりに向けて準備が本格化しています。

大内宿雪まつり実行委員長・佐藤一夫さん「本当に恵みの雪というか、本当に助かりました。おかげさまでなんとか雪像もできるかなと」

恵みの雪で雪像が「2つ」に

雪まつりでは例年、呼び物の雪像を2つ作っていますが、今年は暖冬による雪不足から1つに減らす予定でした。しかし、5日から6日にかけ、20センチほどのまとまった雪が積もったことで、例年通り、雪像を2つ作るということです。雪祭りに向け準備が進む中、今年は冬の観光にある期待をしているといいます。

佐藤一夫さん「冬場は割と日本人は来ないんですけど、台湾から来る人達は雪を楽しみに来ますので、インバウンドの皆さんが来ることは当然来客数も増えることですから、期待をしています」

冬の大内宿を訪れる人は、このところ平日は、海外からの観光客が8割を占めているといいます。さらにそのほとんどが台湾からで、6日も台湾からの団体旅行客で賑わっていました。

台湾人観光客の女性「とてもきれいです。台湾は雪はないです。旅行は食べ物はおいしいです。温泉はとても好きです」 台湾人観光客の男性「雪を見てとても興奮しました。また訪れたいです」

さらに、1月から福島と台湾を結ぶ定期チャーター便が運行していることもあり、冬の会津観光の広がりに期待を寄せています。

佐藤一夫さん「ぜひこの大内宿の冬景色を堪能してほしい。この宿場町に残る屋根に乗った雪の景観が素晴らしい。よく見ていただきたい」

大内宿の雪まつりは、10日と11日の2日間行われます。

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