キラー・マイク、【グラミー賞】の警備員を殴った疑いで逮捕

現地時間2月4日、キラー・マイクと【グラミー賞】の警備員との間で入場許可をめぐって口論があり、その結果としてマイクが逮捕された、と事情に詳しい関係者が米ビルボードに語った。

この事件は、米ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで行われた授賞式の前に、多くの賞の発表と授与が行なわれたピーコック・シアターの外で起こった。

情報源によると、キラー・マイク(本名マイケル・レンダー)が、「SCIENTISTS & ENGINEERS」で<最優秀ラップ・ソング>と<最優秀ラップ・パフォーマンス>、『マイケル』で<最優秀ラップ・アルバム>の計3部門で【グラミー賞】を受賞した約1時間後、ピーコック・シアターの関係者エリアを出て、複数の人物とともに関係者エリアに再び入ろうとした。この際、会場のスタッフが彼の入場許可を確認するよう要求し、マイクは入場を止めていた女性の警備員を押しやった。ロサンゼルス警察が現場に駆けつけ、警備員の告訴を受けてマイクに手錠をかけた。

「容疑者は逮捕され、ロサンゼルス中央警察署に連行された」と当時米ビルボードに提供された声明で説明された。マイクは軽い暴行罪で起訴され、保釈金なしで釈放された。

現時点では、マイクと米レコーディング・アカデミーの代表者は米ビルボードからのコメントのリクエストに応じていない。

現地時間2月5日、マイクは米ラジオ局V103の番組『ビッグ・ティガー・モーニング・ショー』に出演し、この事件を軽視していた。司会のティガーがその夜に起きたことを尋ねると、マイクは記念すべき夜に“スピードバンプ”があったと表現していた。

「【グラミー賞】を取ったんだ。一晩中パーティーしまくったよ。レーベルに感謝だ。何も起きていなかった。でも俺たちは勝者だ。それだけだよ」とマイクは語った。

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