養父市のコイ文化復活へ「かえって鯉」

養父市でコイ文化を復活させようと、地元出身の大学生らが取り組んできた地域活性化プロジェクトの報告会が6日、開かれました。

地元住民らも参加した報告会には、養父市の出身でこのプロジェクトの発案者である京都産業大学経営学部の中道公太さんと、担当准教授が出席。その他、6人のゼミ生がオンラインで参加しました。

学生らがゼミの課題として取り組んできたのは、かつて地域の特産として養殖され、今では衰退してしまった養父市のコイを復活させるプロジェクト、その名も「かえって鯉!!」です。

去年8月、学生らは養父市を訪れコイ料理の実習を体験。コイのおいしさを引き出す、新メニューを開発。

そして、誕生したのがコイのフライをご飯で包んだ「おにぎらず」でした。

去年11月の地元のイベントでお客さんに披露し、好評でした。

広瀬市長も参加した6日の報告会では、「調理の難しさ」や「家庭で食べてみたい」と思う人が少なかったことなど、課題も発表されました。

京都産業大学と養父市では、このプロジェクトを来年度も継続し、新しいコイ料理を考案し広めていきたいとしています。

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