不動産取引の手付金1320万円だまし取る、不動産会社の元経営者を容疑で逮捕

滋賀県警草津署

 不動産取引の手付金をかたって1320万円をだまし取ったとして、滋賀県警草津署は6日、詐欺の疑いで住所不定、元不動産会社経営者の男(83)を逮捕した。容疑者は金の受け渡しなどに関しては認める一方、「だますつもりはなかった」と話しているという。

 逮捕容疑は2017年5月23日ごろ、滋賀県栗東市内の同容疑者の会社事務所で、所有者と売買契約を結んでいない草津市内の土地と建物について大津市の物流会社役員男性(76)に「所有者から土地を売りたいと聞いており、不動産売買契約は済んでいる」などとうそを言い、30日ごろに不動産売買契約書を示して「手付金は全体の10%でどうか」などと話し、31日に現金をだまし取った疑い。

© 株式会社京都新聞社