元妻を殺害の男に「懲役19年」の判決

安芸高田市の住宅で元・妻を包丁で刺し殺害した男に広島地裁は懲役19年の判決を言い渡しました。判決を受けたのは、無職の熊谷良三被告・43歳です。判決によると熊谷被告は、おととし2月、安芸高田市の住宅で、元・妻の熊谷菜美さんの腹などを包丁で複数回にわたり突き刺すなどし殺害しました。裁判で争点となったのは、熊谷被告の「責任能力」です。2月6日の判決公判で広島地裁は熊谷被告に完全責任能力があったと認定し、「殺意の強さと動機の点で重い部類の事案である」と指摘。また、「元・妻や遺族に対して一切謝罪の言葉を述べておらず罪に全く向き合っていない」として、懲役19年の判決を言い渡しました。

【2024年2月6日 放送】

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