成田空港の3つのターミナルをひとつに集約する構想 成田空港会社が整備案示す

成田空港の3つのターミナルをひとつに集約する構想 成田空港会社が整備案示す

 成田空港の現在3つに分かれている旅客ターミナルを1つに集約する構想について、成田空港会社は2月6日、都内で検討会を開き既存の施設を運用しながら段階的に整備する案を示しました。

 この検討会は、成田空港の利便性向上や更なる航空需要に対応するため、成田空港会社が交通政策の有識者や地元の自治体と意見を交わすものです。

 6回目の開催となるきょうは、ターミナルをひとつに集約する構想について空港会社が現在の第2ターミナルの南側に、延床面積約120万平方メートルの新ターミナルを、既存の旅客ターミナルを運用しながら、段階的に整備する案を示しました。

 成田空港では2029年3月末までに、3本目のC滑走路を新設するとともに、B滑走路を延伸する計画が進められていて、空港会社では今後4回程度、検討会を開催し、新ターミナルの具体的な整備案を2024年の夏までに取りまとめたいとしています。

成田国際空港 田村明比古 社長
「検討会で出てきた方向性や提言をベースにして、本来の検討の主体たるべき方々(国や事業者など)と、次の検討の場(ステップ)に関する相談をしていきたいと思う」

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