高校入試の中間志願倍率0.87倍

公立高校入試の1次募集の中間志願倍率が発表されました。一般選抜と特色選抜が行われる1次募集、全日制の平均志願倍率は0.87倍となっています。

県内の公立高校入試の1次募集には一般選抜と、部活動の成績なども点数化して配点する特色選抜があり、同じ学校であれば併願できます。一般選抜と特色選抜を合わせた全日制全体の募集定員が6604人だったのに対し、総志願者数は5757人で、中間志願倍率は0.87倍でした。

学校別で最も倍率が高かったのは秋田中央で1.36倍次いで新屋が1.28倍。秋田商業が1.27倍です。学科別では秋田工業の電気エネルギーが1.46倍と最も高く、次いで秋田工業の建築が1.40倍でした。特色選抜に限ってみますと、全体で1707人の募集定員に対し、志願者数は1075人で中間志願倍率は0.63倍です。ここからは学校、学科ごとの倍率をみていきます。

まずは県北地区です。志願倍率が1倍を超えている場合は黄色で表示しています。花輪、十和田、小坂が統合し今年4月に開校する鹿角の産業工学は、県北地区で唯一特色選抜の志願倍率が1倍を超え、1・14倍でした。大館桂桜の普通・生活科学、土木・建築も全体で1倍を超えています。

国際情報・北陽・能代の3つの高校で1倍を超えたのは大館国際情報学院・普通の1・33倍、国際情報の1・05倍、、秋田北鷹・生活資源の1・17倍です。

能代松陽は2つの学科ともに1倍を上回り、能代科学技術はいずれも定員割れとなっています。

続いて最も募集人数が多い中央地区です。五城目の全体の志願倍率は0・31倍。男鹿海洋は全体では海洋が最も高く0・74倍でした。男鹿工業で最も高かったのは設備システムで0・89倍です。

秋田西は1・12倍。金足農業の全体の志願倍率は5学科中4学科で1倍を上回り、中でも環境土木が最も高く1・29倍となっています。

秋田は全体の志願倍率が1・13倍。先ほどもお伝えしました通り、秋田中央は全体の志願倍率が県内で最も高い1・36倍で、新屋はそれに次ぐ1・28倍です。

秋田工業は3つの学科で全体の志願倍率が1倍を超え、電気エネルギーは学科別で県内で最も高い1・46倍となっています。秋田商業は全体で1・27倍です。

本荘は全体で0・88倍。由利は1・1倍、由利工業の建築は1・14倍で1倍を超えています。

矢島、西目、仁賀保はいずれも全体で1倍を下回っていて、矢島と仁賀保は特色選抜の志願者がいませんでした。

最後に県南地区です。西仙北は全体で0・1倍。大曲農業は農業科学と食品科学で1倍を上回りました。

大曲の普通は全体で0・93倍。大曲工業は機械の特色選抜が1倍ちょうどで、ほかは1倍を下回っています。

角館は全体で去年の最終志願倍率を下回り0・75倍。六郷も定員割れです。

横手は全体で1・08倍。横手清陵の普通の特色選抜は県南で最も高い1・53倍です。

平成、雄物川、増田はいずれも1倍を下回っています。

湯沢は全体で0・78倍。湯沢翔北の普通は特色選抜が1倍ちょうどです。

志願先の変更は8日受け付けが始まり、13日に志願倍率が確定します。学力検査は来月5日に行われます。

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