桃の節句を前に江戸時代のひな人形などを展示 宮城・大崎市の旧有備館

3月の桃の節句を前に、宮城県大崎市で江戸時代のひな人形などを集めた展示会が始まりました。

大崎市岩出山の旧有備館には、約300年前のひな人形など100点余りが展示されています。

岩出山地域の伊達家家臣中嶋家に伝わるひな人形、享保びなです。能面のような白い面長の顔に切れ長の目、少し開いた口が特徴で、正装を身にまとった姿は当時の人たちの子どもの健やかな成長を願う気持ちを伝えています。

岩出山公民館大森翔太主事「是非、現代のひな人形との違いを見比べて楽しんでいただけますと幸いでございます」

大崎市教育委員会によりますと、岩出山では明治時代の大火や水害で被害を受けひな人形を失った家が多く、現在も残っている江戸時代の人形は貴重ということです。

ひな人形展は2月末まで開かれています。

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