自民党の森山裕総務会長(衆院鹿児島4区)は6日の記者会見で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、政治資金収支報告書に不記載があった議員の半数近くから聞き取り調査をしたと明らかにした。残りの議員に関し「できるだけ今週中に作業を終えたい」と述べた。
党は所属する全国会議員に不記載の有無を尋ねるアンケートをしており、問題が発覚した場合は「その方からも聴取をしたい」と説明。今回の調査では、各議員の還流を受けた金額やその使い道などを尋ねているとし、「国民の信頼を取り戻していく一丁目一番地ではないか」と強調した。
政治倫理審査会の開催や関係議員の出席の必要性を問われると「衆院の予算委員会が始まったばかり。審議の中で与野党が協議し、必要があれば行うことになるのだろう」と答えた。