有機フッ素化合物 新たに3地点で超過 広島県東広島市

東広島市を流れる瀬野川で指針値を大幅に超える有機フッ素化合物が検出されている問題で、東広島市は新たに3つの地点で超過があったと公表しました。

■東広島市の担当者

「地下水からこれほど高濃度の数値が出たことには大変危機感を持っている」

国の指針値を超える有機フッ素化合物が新たに検出されたのは瀬野川沿いの3地点の地下水です。周辺の河川や水路では2023年12月の調査でも指針値を大幅に超える値を検出。今回、市内58地点で飲み水にもなっている地下水を調べたところ、一部の値は指針値のおよそ80倍でした。有機フッ素化合物のうち、「PFOS」と「PFOA」は発がん性などが指摘されています。市は地下水の調査のうち、残る36地点の分析を進めており、結果をホームページなどで公表するとしています。

【2024年2月6日 放送】

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