レンタカー帰省がトレンドで予約が200%以上増、95後が4割超占める―中国

中国でレンタカー市場が大きな盛り上がりを見せている。写真は上海。

春節(旧正月、2024年は2月10日)が近づき、ますます多くの人が帰省の途についた。レンタカーを自分で運転して故郷に帰る方法を選択する人が多い。これによりレンタカー市場が大きな盛り上がりを見せている。

上海に住む丁文斌(ディン・ウェンビン)さんは、「春節が近づいて帰省の準備をしているが、列車の切符はなかなか手に入らない。そこで今年のお正月はレンタカーで帰省することにし、7人乗りのミニバンをレンタルした。うちは人数が多いし、親戚回りや友達のところに行くのにも便利だ」と話した。

上海駅にあるレンタカー店では、車を借りようとする人がひっきりなしにやって来ている。その大半は帰省のためのレンタカーで、ピーク時には数分ごとに引き取りに来る顧客がいる。

複数のレンタカー店を取材したところ、上海の大手レンタル店舗は予約が非常に好調で、車種によっては「予約完売」の状況だ。ある店舗の責任者は、「春節連休期間はファミリーで出かけるためのレンタルが大幅に増えている」と説明した。

データを見ると、今年の春節にはレンタカー予約が前年同期の2倍以上増になり、そのうち新エネルギー車の予約が5倍増になった。95後(1995年から1999年生まれ)が利用者の4割以上を占め、前年同期比で80%増加した。上海地区だけでも、レンタカー予約は前年同期より300%近く増加した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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