米軍のシリア・イラク空襲で冷静と自制求める 中国外務省

 中国外務省の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で米軍がシリアとイラクを空襲したことについて質問に答えた。

 記者:報道によると、3日、米軍はシリアとイラクの領土内の目標に対し空襲し、これはヨルダン駐留米軍兵士が無人機で攻撃され、死亡したことに対する報復としている。シリア、イラク両政府は米国が両国の主権と安全を侵害したと非難している。これについてコメントは。

 汪:シリアとイラクは主権国家だ。中国は「国連憲章」に違反し、他国の領土主権と安全を侵害する行為に反対する。現在、中東地域情勢は高度に複雑かつ敏感なものだ。中国は関係方面が国際法を確実に順守し、冷静と自制を保ち、地域情勢の一段のエスカレート、さらには制御不能を回避するよう促す。〔北京2月5日発新華社=中国通信〕

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