「死ぬことになればいい」安芸高田市議(59)をSNSで脅迫した疑い 元警察官の男(38)を逮捕 被害の市議「傷つく人がいる。家族がいることを自覚してほしい」 広島

広島県安芸高田市議会の男性市議をSNSで脅迫したとして、広島県警は6日、栃木県の男を逮捕しました。

脅迫の疑いで逮捕されたのは、栃木県宇都宮市に住む自営業で元警察官の男(38)です。

警察によりますと、男は23年8月31日から9月2日までの間、3回にわたり、SNS上で「こいつら生きてる価値あるか?殺されても仕方ないよな?」「死ぬことになればいいなぁ」「死体が見つからない限り殺人にはならないのが日本の法律です」などと投稿し、安芸高田市議会の男性市議(59)に閲覧させ、脅した疑いがもたれています。

調べに対し、男は「投稿したのは間違いないが、脅すつもりはなかった。衝動的に投稿してしまった」と供述し、容疑を一部否認しているということです。

RCCが入手した当時の投稿内容によると、男は「安芸高田市の問題市議会議員様」などと書いた上で、何者かが特定の会派を顔写真つきで批判した投稿を引用し、人が生き埋めにされるような動画も添付していました。

これを受けて市議会の会派は、警察に被害届を提出していました。

安芸高田市議会 大下 正幸議長
「逮捕されたので、ひとまず安心だが、XやYouTubeへの投稿は、気をつけてほしい。完全に恫喝ですから」

被害を受けた男性市議はRCCの取材に対し、「冗談半分でSNSに書き込む人もいるが、傷つく人間がいる。家族がいるということを自覚してほしい」とコメントしています。

男と男性市議に面識はないということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。

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