「何が起こるか分からない」、修行先ローマで充実のハイセンが将来に含み

カリアリ戦で初ゴールのハイセン[写真:Getty Images]

ローマのU-19オランダ代表DFディーン・ハイセン(18)が、自身の将来について含みを持たせている。

ユベントスの下部組織で将来を嘱望されるハイセンだが、リーグ2位の堅守を誇るトップチームでは十分な出場機会を得られず。今冬の移籍市場で出場機会を求めて移籍を検討していたなか、土壇場でフロジノーネ行きを拒否し、ローマへの加入を決断した。

その新天地では自身の獲得を希望したジョゼ・モウリーニョ監督がいきなり解任されるアクシデントに見舞われたが、ダニエレ・デ・ロッシ監督就任後もここまで3試合すべてでプレー機会を与えられている。

そして、5日に行われたセリエA第23節のカリアリ戦では途中出場から嬉しいセリエA初ゴールを記録し、チームの4-0の快勝に貢献した。

同試合後、18歳の若武者はイタリア『DAZN』でジャッロロッシでの充実した日々への満足感を語っている。

「ここにいられることをとても誇りに思っているし幸せだよ」

「個人的に、僕にとってポジティブな魔法だ。チームは最初から自分を歓迎してくれて、ここで良い気分でいるんだ」

「このスタジアムと雰囲気はとても美しい。6万人の観客の前でプレーするのはいつでも素晴らしいことなんだ」

「モウリーニョ? すべては1カ月で起こった…。モウリーニョが僕を必要としていた人だったから、最初は彼が去ったときは難しかった。でも、最初からデ・ロッシとは良い感触を持っていたんだ。彼は常に僕をサポートし、アドバイスしてくれる」

さらに、ユベントスからローマへの移籍は買い取りオプションが含まれない半年間のドライローンであり、保有元は将来の主力候補の一人として現時点での売却の考えはないと思われる。

ただ、イタリア『スカイ・スポルト』のインタビューでローマでの将来について聞かれたハイセンは、自身の去就に含みをもたせている。

「何が起こるか分からない。フットボールでは何でも起こり得るからね」

「ここでの感触は良いし、チームとして成長している。僕らはシーズン終了までに少なくともチャンピオンズリーグに出場したいと考えているし、順位で可能な限り上位に立つことを目指している」

「デ・ロッシはチームのゲームプランを変え、独自のアイデアを持ち込んで新しいコンセプトに取り組んでいる優れた監督なんだ。僕らは今良い時期にいる」

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