U2、デヴィッド・ゲッタがリミックスした『アトミック・シティ』をライブ披露

U2がDJデヴィッド・ゲッタがリミックスしたEDM版『アトミック・シティ』をライブで披露した。昨年9月、ラスベガスの新会場MSGスフィアでのこけら落としの公演を機に、同曲をリリースしたU2、現在も定期公演を続ける同会場から4日(日)、グラミー賞の式典のためパフォーマンスを披露していた。

ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された同式典、司会のトレヴァー・ノアがU2をこう紹介していた。「ロサンゼルスを少し離れ、昨年は話題に上りっぱなしだったラスベガスの会場に行きましょう。今まで会場の中にテレビカメラが入れなかったことをお忘れなく」

そして58万平方フィート(約5万4000平方メートル)の外壁スクリーンにLEDが搭載されたスフィアからU2が同曲をパフォーマンス、終了後にボノは最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞のノミネート作品を紹介、同賞はテイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』に渡ることとなった。

そんな同バンドはニューアルバムがドラムのラリー・マレン・ジュニアの闘病により制作が一時中断されているところだ。現在ラリーは首の手術から回復中で、スフィアでの定期公演も欠席を余儀なくされている。

一方ボノはラリー不在の新曲は作れないとしてモジョ誌に「新曲制作に関してはラリーの状況次第だ。アルバムのプロジェクトに彼が参加できるのか。わからないね」と話し、1970年代にバイク事故によりラリー無しで行ったライブを回想、ラリーの「サイキックフォース」がU2には必要と続けていた。

現在U2はアコースティックアルバム『ソングス・オブ・アセント』のリリースを控えつつ、同作の前にギターを全面に出したアルバムの発表を望んでいるものの、全てはラリーの回復次第だという。

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