金沢市、すし(外食)今年も全国1位 23年家計調査、世帯支出額

  ●植木・庭手入れ代も

 都道府県庁所在地と政令指定都市を対象にした総務省の2023年家計調査が6日、発表され、金沢市は、すし(外食)の1世帯当たりの支出額が前年に続き全国1位となった。金沢市は2万4716円で、2位の静岡市(2万2472円)を2244円上回った。

 前年、2年ぶりにトップに返り咲いたアイスクリーム・シャーベットの支出額は2位の1万3798円。1位は福島市の1万4401円だった。

 金沢市はこのほか、和生菓子(ようかん、まんじゅうを除く)、もち、カレールウ、植木・庭手入れ代、コンタクトレンズ、手芸・工芸材料などが1位となった。

 ラーメン支出額で山形市が前年に続き全国1位となった。21年1位のライバル新潟市もPR活動を繰り広げたが2位となり、涙をのんだ。3位仙台市、4位宇都宮市、5位富山市と続いた。

 浜松市は6日、ギョーザ購入額で、2年連続王者の宮崎市を抑え、20年以来3年ぶりの日本一になったと発表した。浜松市の4041円が1位で、宮崎市3497円、宇都宮市3200円が続いた。

  ●消費支出、月額平均29万3997円 3年ぶりマイナス

 総務省が6日発表した2023年の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は29万3997円で、物価変動の影響を除く実質で前年比2.6%減となった。物価高を背景に3年ぶりにマイナスを記録した。

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