兵庫県加東市/市民病院経営健全化へ基本計画案を公表、建替視野に検討

兵庫県加東市は、2024~27年度を計画期間とする「加東市民病院経営健全化基本計画~経営強化プラン~(案)」をまとめた。23年度末で現行基本計画が終了するため、市民病院(家原85)の現状の医療ニーズや課題を踏まえ計画を改定する。施設の老朽化を受け、建て替えを選択肢に在り方を検討していく。
加東市民病院は北播磨医療圏の地域密着型病院として1976年に現在地に建設。敷地面積は1万5590平方メートルで、施設規模はRC造4階建て延べ9954平方メートル。診療科目は16科で、急性期から回復期の入院診療や外来診療などを担うケアミックス型医療機関に位置付けられている。現行の病床数は139床(稼働病床数137床)。
これまで同病院では設備や内装の改修、照明LED化など長寿命化対策を実施。今後は老朽化の進行状況を踏まえ、移転なども候補に建て替えの方向性を検討する。

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