海外逃亡の周庭氏、警察が指名手配

カナダ在住の元香港衆志副秘書長の周庭氏は保釈を放棄して逃亡し、予定通りに香港に戻らず保釈条件に違反したことから香港警察が正式に指名手配したことを確認した。2月6日の香港メディアによると、警察は周氏に対し、できるだけ早く香港に戻って出頭するよう呼び掛け、さもなければ一生追われる身になると警告した。警察は6日に記者会見を開き、昨年の香港の治安状況を総括。周庭容疑者が指名手配されているかとの質問に対し、警務処の簡啓恩・副処長(国家安全)は「各事件を処理する際、警察は犯罪の恐れがある一部の逃亡者の行方を追跡するために、報奨金の発行、裁判所への逮捕状の申請など、さまざまな行動をとる。これらの人々が裁判にかけられることを期待して、指名手配リストなどを作成する」と述べた。

簡副処長は「罪への恐れから逃亡するのは恥ずべき行為だ。逃亡者は逃亡して香港を離れても刑事責任を逃れられると考えるべきではない」と述べ、周氏が出頭しない限り一生追われることになると強調。また周氏や他の逃亡者に対し、振り返って自分たちの行動に責任を取らない限り、泥沼にはまったり後悔するだけだと助言した。

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