森田理香子が6年ぶりツアー出場へ 歴代女王初の“現役復帰”

6年ぶりにツアーに復帰する森田理香子 ※撮影は2018年(撮影/大澤進二)

2013年の国内女子ツアー賞金女王、森田理香子が6年ぶりにツアーに復帰する。2月29日(木)から沖縄・琉球GCで行われる開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」にエントリー。2018年「ニチレイレディス」以来の出場を果たす。

森田は当時23歳だった13年に4勝を挙げて女王の座に就いた。翌年の「Tポイントレディス」で通算7勝目を挙げてからタイトル獲得がなく、賞金ランキング68位に終わった16年にシードを失った。

18年に翌年の出場権をかけたセカンドQT(2次予選会)を体調不良で欠場。19年にキャディとして参加した試合では、復帰の見通しについて「未定。でも(自分には)ゴルフしかないので、ゴルフは続けるつもりです」と話していた。

ツアー通算5勝以上(最後の優勝が1990年以降)の森田はJLPGAトーナメント規約(第5章・第12条)が定めるTP特別登録選手に該当し、年間8回までの主催者推薦によるレギュラーツアー出場が可能。翌週の「明治安田レディス ヨコハマタイヤ」(高知・土佐CC)、3月28日開幕の「ヤマハレディースオープン葛城」(静岡・葛城GC山名コース)にも出場を予定している。

国内女子プロゴルフの歴代女王(22年から獲得ポイントによる年間女王)は1968年の初代・樋口久子から22年の山下美夢有まで計23人誕生しているが、2年以上のブランクを経てツアー復帰した選手はおらず、34歳となった森田の“挑戦”は初のケースになる。

13年大会を制した森田理香子(撮影/亀山修)

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