英チャールズ国王、次男と再会 がん診断後、和解に期待

6日、ロンドンの公邸クラレンスハウスを出るチャールズ英国王(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英国のチャールズ国王(75)ががんと診断され、米国在住の次男ヘンリー王子(39)が6日、一時帰国し国王と再会した。王子は公務引退後、王室批判を展開。国王や兄ウィリアム皇太子(41)との不仲が伝えられるが、国王の健康問題を機に和解への期待が高まっている。

 英王室は5日、国王ががんの治療を始めたと公表した。知らせを受けたヘンリー王子は6日にロンドンにある国王の公邸クラレンスハウスで短時間、親子で私的な時間を過ごしたとみられる。ウィリアム皇太子と会う予定はないという。

 国王はその後、妻のカミラ王妃と一緒に公邸からバッキンガム宮殿に車で移動し、ヘリコプターで東部サンドリンガムの別邸に向かった。

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