ふわふわ食感のバウムクーヘン 羽田空港で販売 沖縄・うるま市産の卵と塩を使用

商品をアピールするノーマン裕太ウエイン社長(右)と農家タレントで弟の渉太氏=3日、東京の羽田空港(徳森養鶏場提供)

 うるま市の卵のおいしさを全国へ-。徳森養鶏場(うるま市)は、うるま市産の卵と塩を使ったバウムクーヘン「くがに物語」の販売を、東京都の羽田空港第2ターミナルの情報発信型カフェ「和蔵場(わくらば)」で始めた。県外の常設店舗で商品を販売するのは同社として初めて。ノーマン裕太ウエイン社長は「うるま市を代表する土産物として応援してもらえる商品にしたい」と話す。

 くがに物語は黄金芋を食べて育った鶏が産む徳森養鶏場の「くがにたまご」と浜比嘉島の塩を使って製造する。ふわふわ、しっとりの食感が特徴で「塩のコーティングと甘みのバランスが良いと好評」という。

 県内では、うるマルシェ(うるま市)などで販売。全国展開に向け、紅型アーティストの山内邦恵氏の作品をあしらったパッケージにリニューアルし、沖縄らしさを出した。税込み価格1480円。和蔵場は日本全国の食品や工芸品を取り扱う。くがに物語は地域特産の卵を活用した加工品として評価され、販売が決まった。(政経部・大川藍)

パッケージをリニューアルしたくがに物語(徳森養鶏場提供)

© 株式会社沖縄タイムス社