スイスにホタテ売り込み 国交樹立160年、生産者支援

6日、スイス首都ベルンで、すしや刺し身の皿を手に取る人々(共同)

 【ベルン共同】在スイス日本大使館は6日、首都ベルンで、日本とスイスの国交樹立160年を記念する式典を開いた。スイス政府高官や地元企業の関係者らを招き、日本の食文化をPRしようと北海道産のホタテなどを提供。中国の禁輸措置で苦境に立つ日本の水産業者を支援する狙いもある。

 藤山美典大使は冒頭「スイスは非常に重要なパートナーだ。さまざまな課題に直面する中でも貿易を互いに発展させてきた」とあいさつした。会場では宮崎産の黒瀬ブリの刺し身や京都産の和牛ステーキ、福島産の日本酒も振る舞われた。

 日本は江戸時代の1864年2月6日、スイスと修好通商条約を結んだ。

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