アルトゥーベが「生涯アストロズ」 5年1億2500万ドルで契約延長

日本時間2月7日、アストロズはチームの看板選手であるホセ・アルトゥーベと新たに5年契約を結び、2029年まで契約を延長したことを発表した。契約総額は1億2500万ドルであることが報じられており、二塁手としては史上初めて、生涯のサラリー総額が3億ドルを超えることになる。年俸は最初の3年間が3000万ドルで、最後の2年間が1000万ドル。ほかに契約ボーナスとして1500万ドルが支払われ、合計1億2500万ドルとなる。今回の契約延長により、アルトゥーベが「生涯アストロズ」でキャリアを終えることがほぼ確実となった。

アストロズは今季終了後に正二塁手アルトゥーベと正三塁手アレックス・ブレグマンがFAとなるため、その動向が注目されていたが、現在の黄金期を迎える前からチームの主力選手として奮闘していた33歳のアルトゥーベに5年契約を与えることを決断した。MVP1回、シルバースラッガー賞6回、首位打者3回、オールスター・ゲーム選出8回、ワールドシリーズ制覇2回といった輝かしい実績を誇るアルトゥーベはメジャー13年目の昨季、90試合に出場して打率.311、17本塁打、51打点、14盗塁、OPS.915を記録。30代に突入しても強打に衰えは見られない。

通算打率.307は球団史上1位の数字であり、ほかにも2047安打、400二塁打、1062得点、293盗塁はいずれも3位、209本塁打は5位にランクイン。5年契約が終了する2029年までアストロズでプレーすれば、メジャーで19シーズンをアストロズの一員としてプレーしたことになり、これを上回るのは殿堂入り二塁手のクレイグ・ビジオ(20シーズン)だけである。また、ポストシーズンでも素晴らしい実績を残しており、27本塁打と89得点はともに歴代2位、117安打は3位タイとなっている。

2029年まで契約延長したことにより、通算3000安打のマイルストーンを達成するチャンスも出てきた。大台まであと953安打となっており、今季も含めたあと6年間で1シーズンあたり159安打を積み重ねていけば達成できる。昨季(90試合で112安打)のように故障離脱するシーズンが出てくると厳しくなるが、現役選手ではフレディ・フリーマン(ドジャース)とともに「3000安打達成に最も近い選手」と言われており、どこまで記録を伸ばせるか注目したい。

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