16日から始まる確定申告を前に、佐賀女子高(佐賀市)の書道部員が広報用のキャッチフレーズを揮毫(きごう)した作品が1月29日、佐賀税務署に贈られた。確定申告の受け付け会場となるメートプラザ佐賀やJR佐賀駅構内などに掲示される。
同部の1、2年生が、サイズの異なる3種類の書道紙に「スマホで確定申告 納付はキャッシュレス」としたためた。縦2メートル、横3メートルの大判紙に豪快な筆さばきで書き下ろした作品には、花びらの形に切り取ったスポンジに絵の具を含ませて型押した桜の枝も描き、華やかさをプラスした。
同校で引き渡し式が行われ、部長で2年の光岡眞見さんは「遠くからでもよく見えるようにするために、文字がつぶれたり、かすれたりしないよう注意しながら書いた」と話した。同税務署の古賀山和代副署長は「春を感じられるすてきな作品。想像以上の出来栄えで、心から感謝している」と笑顔を見せた。(伊東貴子)