エンゼルス・ウォードが年俸調停に勝利 今季の年俸は480万ドルに

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、テイラー・ウォード(エンゼルス)が年俸調停に勝利したようだ。昨季の年俸が275万ドルだったウォードは、今季の年俸として480万ドルを希望していたが、球団側は430万ドルを提示し、合意に至らないまま年俸調停に突入。選手側の主張が認められ、今季の年俸は480万ドルに決定した。なお、現在30歳のウォードは昨季終了時点でサービスタイム(=メジャー登録日数)が3年以上4年未満となっており、エンゼルスはFAまであと3年保有できる。

2015年ドラフト1巡目(全体26位)指名でエンゼルスに入団したウォードはメジャー昇格後、伸び悩みが続いていたものの、2022年にブレイク。自己最多の135試合に出場して打率.281、23本塁打、65打点、5盗塁、OPS.833をマークした。さらなる飛躍が期待された昨季は7月になってようやく調子を上げつつあったが、顔面死球で無念の離脱。前年を下回る97試合しか出場できず、打率.253、14本塁打、47打点、4盗塁、OPS.756とやや物足りない成績に終わった。

ウォードは昨オフに「スーパー2」として年俸調停の資格を得ていたため、今季は年俸調停権を取得して2年目のシーズンということになる。昨オフは275万ドルで合意し、年俸調停を回避。今オフは移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が450万ドルと予想していたが、ウォードがそれを上回る480万ドルを希望した一方で、エンゼルスはそれを下回る430万ドルを提示したため、期限までに合意できず、年俸調停によって今季の年俸が決定されることになった。なお、年俸調停では両者の希望額の中間を取ることはなく、どちらか一方の希望額が認められることになっている。

エンゼルスは今オフ、ホセ・スアレスとウォードの2人と合意できず、年俸調停に持ち込まれていたが、すでにスアレスとの年俸調停には勝利したことが報じられており、1勝1敗で今オフの年俸調停を終了。これで年俸調停権を持つ全選手の今季の年俸が確定したことになる。

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