なぜ韓国に快勝できた? ヨルダン監督が理由を語る「2-2の前回とは大きく違う」「5戦8失点に付け込み…」【アジア杯】

現地時間2月6日に開催されたアジアカップの準決勝で、ヨルダンはソン・フンミンやキム・ミンジェらを擁する、優勝候補の韓国と対戦。苦戦が予想されたが、後半にヤザン・アルナイマトとムサ・アルタマリがゴールを奪い、終わってみれば2-0の快勝で初の決勝進出を決めた。

アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、フセイン・アモータ監督は試合後、「選手たちは大会を通してヒーローのような活躍を見せてくれている。素晴らしいイニシアチブを発揮した」と誇らしげに選手たちを称えた。

「韓国が5試合で8失点している部分に付け込み、力強い入りを見せようという考えだった。巧みな選手で知られる彼らのような手強い相手には、我々の攻撃力を活かし、攻撃の主導権を握る点は極めて重要だった。

そして相手が反撃してくると分かっていたので、攻撃的な守備戦術に重点を置いた。ただ、私たちの先を見越したアプローチと攻撃的なプレーの強調が、我々をより効果的なチームにしたのだ。私たちは王者のマインドで、試合のあらゆる局面で回復力と決意を示した」

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韓国とはグループステージでも対戦。その際は、2-2のドローに終わったなか、54歳のモロッコ人指揮官は、前回との違いにも触れた。

「今日の勝利は、2-2で引き分けた韓国戦とは、特に守備戦術の点で大きく異なっていた。私は選手たちに、相手の攻撃陣にプレッシャーをかける重要性を強調し、彼らはそれを効果的に実行した。

今日の成功は、一人ひとりが勝利に貢献した集団的努力だった。私たちのアプローチは、相手に過度の敬意を払うのではなく、自信と決意を持ってプレーすることだった。 個々の戦いでの勝利に全力を尽くした結果、最終的に勝利に繋がった」

決勝は2月10日。日本を下したイランか、連覇を狙う開催地のカタールが相手だ。アモータ監督は「決勝戦まで中3日しかない。この時間を有効に使わなければならない」と力を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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