米下院、共和党主導のイスラエル支援法案を否決

Patricia Zengerle

[ワシントン 6日 ロイター] - 米下院は6日、共和党が主導する176億ドルのイスラエル支援法案の採決を実施した。結果は賛成250、反対180で、可決に必要な3分の2に届かず否決された。

採決結果は賛成250、反対180。共和党の14人が反対に回り、民主党の46人が支持した。

民主党は、ウクライナとイスラエルへの支援を盛り込んだ1180億ドル規模の上院超党派国境警備法案の採決を望んでいる。

しかし、ジョンソン下院議長(共和党)はこの法案が提出される前から反対姿勢を示しており、上院共和党指導部も6日、可決に十分な支持が得られないとの認識を示した。

民主党のロサ・デラウロ下院歳出委員長は、イスラエルのみを支援する法案は「何の成果も得られず、同盟国への援助や人道的救済を遅らせることになる」と指摘した。

上院案を支持するバイデン大統領は、イスラエルのみを支援する下院の法案が可決された場合、拒否権を行使する意向を表明していた。

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