ヤンキース、マーリンズなど複数のチームがウルシェラに興味を示す

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者によると、エンゼルスからFAとなっているコロンビア出身の内野手、ジオ・ウルシェラに対してヤンキース、メッツ、マーリンズが興味を示しているようだ。現在32歳のウルシェラは昨季エンゼルスで62試合に出場して打率.299、2本塁打、24打点、OPS.703と持ち味の巧打を発揮していたが、左骨盤の骨折で6月中旬に離脱。そのままシーズンを終えた。三塁を中心に内野の全ポジションを守ることができるため、非常に使い勝手のいい選手でもある。

もしヤンキースが獲得に成功すれば、2019~21年にチームに在籍していたウルシェラを3年ぶりに呼び戻す形となる。ウルシェラはヤンキースに在籍していた2019年に132試合で打率.314、21本塁打、74打点、OPS.889という自己最高の成績をマーク。2022年3月にジョシュ・ドナルドソンらとのトレードでゲーリー・サンチェスとともにツインズへ放出された。ヤンキースは一塁アンソニー・リゾ、二塁グレイバー・トーレス、三塁DJ・ラメイヒュー、遊撃アンソニー・ボルピーで内野のレギュラーが固まっており、ウルシェラを内野のユーティリティとして起用することを考えているのだろう。

メッツはブレット・ベイティ、ロニー・マウリシオ、マーク・ビエントスといった若手選手たちに三塁のレギュラーを競わせる予定だったが、マウリシオがドミニカ共和国のウィンター・リーグの試合中に右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、長期離脱することが決定。現時点ではベイティが正三塁手の最有力候補となっているが、ニューヨークで活躍した実績のあるウルシェラを保険として確保しておきたいとの思惑があるものとみられる。

マーリンズは現時点でユーティリティ・プレーヤーのジョン・バーティが遊撃のレギュラーの1番手という状況であり、遊撃手の補強を目指している。ティム・アンダーソン、アメッド・ロサリオ、ニック・アーメッド、アダルベルト・モンデシーなど様々な候補の名前が浮上しているが、その補強候補リストのなかにウルシェラの名前も含まれているようだ。もしウルシェラがレギュラーとしての出場機会を望むのであれば、マーリンズにとってはアドバンテージとなるかもしれない。

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