Rソックスがジャンセンのトレード交渉中 デュラン放出の可能性も

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、レッドソックスは守護神ケンリー・ジャンセンを含むトレードについて、複数のチームと交渉を行っているようだ。ヘイマン記者は「ジャンセンの引き取り手が見つかったとしても、決して驚くべきことではない」とトレード成立の見込みがあるとの見解を示している。また、レッドソックスが若手外野手のジャレン・デュランの放出に動く可能性もあるという。「デュランが放出されたとしても驚きではない」とヘイマン記者は伝えている。

ジャンセンはオフシーズンを通してトレードの噂が絶えない。「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者も「ジャンセンを含むトレードが成立する可能性は依然として残っている」と報じている。現在36歳のジャンセンは2年3200万ドルの契約でレッドソックスに加入し、昨季は51試合に登板して3勝6敗29セーブ、防御率3.63を記録。今季の年俸は1600万ドルと高額だが、FA市場には有力なリリーフ投手がほとんど残っておらず、リリーフ投手の補強を目指すチームからトレードのオファーが届いているとみられる。

現在27歳のデュランはメジャー3年目の昨季、102試合に出場して打率.295、8本塁打、40打点、24盗塁、OPS.828を記録。かつてのトップ・プロスペクトがようやくブレイクの兆しを見せた。まだ年俸調停権すら取得していない段階だが、レッドソックスは有望株のセダン・ラファエラやロマン・アンソニーも含め、外野手は比較的層の厚いポジションとなっている。デュランに関しては「価値の高いうちに売っておきたい」という思惑があるのかもしれない。

MLB公式サイトはレッドソックスの有望株のなかで、19歳のアンソニーに注目している。昨季はマイナーA級、A+級、AA級の3階級でプレーし、合計106試合に出場して打率.272、14本塁打、64打点、16盗塁、OPS.869を記録。守備ではセンターを中心に外野3ポジションを守った。MLBパイプラインのプロスペクト・ランキングでは全体24位という高い評価を受けており、順調にいけば来季中のメジャーデビューが予想される。こうした有望株の存在もデュラン放出を後押しする要素となっているようだ。

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