【MLB】「最後のピース揃った」サイ・ヤング賞左腕カーショウがドジャースと再契約 来季は大谷翔平と“最強ローテ”結成も

ドジャースが6日(日本時間7日)、FAとなっていた生え抜き左腕クレイトン・カーショウ投手と選手オプション付きの1年契約で合意したと米複数メディアが報じた。戦列復帰は夏場以降と見られているが、通算210勝を誇るレジェンドの存在はチームに欠かせない。

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■故障歴の多い先発陣に援軍

カーショウは2006年のドラフト1巡目全体7番目でドジャースに入団すると、通算16シーズンで210勝92敗、防御率2.48、2944奪三振を記録。リーグMVP1回、サイ・ヤング賞3度受賞、押しも押されもせぬエースとして君臨してきたが、オフシーズンにキャリアで初めて左肩の手術を受けた。

昨季チームトップの13勝を挙げるも、近年は故障が増加。4シーズン連続で規定投球回に届いておらず、かつては平均94.3マイル(約151.7キロ)だったフォーシームも90.7マイル(約145.9キロ)まで低下、キャリア終盤に差し掛かっている事実は否めないが、巧みな投球術は健在だ。

ドジャースの先発陣は、タイラー・グラスノー投手やジェームズ・パクストン投手など故障歴の多い選手が複数おり、シーズンを通して活躍できるかは不透明。夏場以降にカーショウが戦列復帰し、大きな後押しになってくれるだろう。

選手オプションを行使すれば、来季は大谷翔平投手、山本由伸投手とともに先発ローテーションを結成する可能性も。オフシーズンの話題をさらい続けたドジャースに最後のピースが加わり、4年ぶりの世界一奪還へ向けて最強の布陣が整った。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)

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