岡田徹(ムーンライダーズ)が生前、佐藤奈々子に託した楽曲「UNICORN」を命日である2月14日(水)にリリース決定!

佐藤奈々子が新曲「UNICORN」を2月14日(水)にリリースすることが発表された。

▲佐藤奈々子

▼「UNICORN」by 岡田徹 佐藤奈々子 佐藤優介 (trailer) https://youtu.be/OO0BjBgd8Nk

この楽曲は、昨年2月14日に亡くなった、moonridersの故・岡田徹が「詞を書いて歌ってほしい」と生前に佐藤奈々子に託した曲。 佐藤奈々子はその曲を聴いて、浮かんできた言葉を綴り、歌詞を岡田徹に送ると、「いい感じ、歌を入れてデモを送って」とすぐに連絡があったとのこと。その後、急いでないとおもい1週間ほど手をつけずにいると、「まだ?」と催促のメッセージが入ったそうだ。急遽、簡単な歌入のデモを送ると、「いいね、いいね、はやくにレコーデイングしよう」と岡田より電話があった。そして、その2日後、2月14日に岡田徹が突然亡くなった。

▲岡田徹(moonriders)

晩年は体が不自由になり、歩くこともままならないときもあったが、リハビリを続け、moonridersのコンサートでも支えられながらもキーボードを弾いて、ファンの前に元気な姿を見せていた。 そんな岡田徹の最後の曲 「UNICORN」を、岡田徹亡き後もmoonridersのサポートを積極的に続けている佐藤優介がサウンド・プロデュースし、佐藤奈々子の歌と佐藤優介のピアノの美しいデュオが完成。そして『UNICORN』は、岡田徹の遺作であり、奇しくも岡田徹へのレクイエムとなった。

▲佐藤優介

岡田紫苑(岡田徹 娘) コメント

“UNICORN” 繊細なピアノに子守唄のような優しい歌がそっと寄り添う。

岡田徹らしいメロディラインに乗りながら、一音一音を丁寧にたどると、

父が最期に見た景色を一緒に眺めているような気持ちになりました。

こんなにも温かく、優しさに満ちたものだったのだと。

どうか皆さまの元にも届きますように。

アルバムジャケットについて 佐藤奈々子コメント

大好きな絵本「雨犬」(版画:柳本史 文:外間隆史)の作者である版画家・柳本史さんとアーテイストでグラフィックデザイナーの外間隆史さんのおふたりにおねがすることができました。柳本史さんのこの作品は、「今夜は満月が見たい」というタイトル。まさにmoonridersを想う夜のようです。そして、外間隆史さんの詩的でモダンな美しいデザイン。

“雨犬”の名コンビによる作品と“UNICORN” が、愛しく切なく響きあっています。

【佐藤奈々子プロフィール】

大学在学中に佐野元春と出会い、歌や詩を書くことを教わる。

大学主催の女性シンガーソングライターコンテストに出場し、「綱渡り」で最優秀作詞賞受賞。

このコンテストを機に1977年6月、佐野との共作によるアルバム『Funny Walkin'(ファニー・ウォーキン)』で日本コロムビアよりデビュー。

1979年までに4枚のソロアルバムをリリースし、ムーンライダーズや加藤和彦など、当時の先鋭的なアーティストの作品に参加、楽曲提供するなど活動の幅を広げる。

1980年 「SPY(スパイ)」を結成。加藤和彦プロデュースによるアルバム『SPY』をリリース。

その後、プロのフォトグラファーとして広告、雑誌などで活動を始める。

1986年 日産海外向けカレンダーの撮影で、世界のカレンダーコンテストで金賞受賞。

1987年より5年間パリに移住。

1993年 帰国後15年ぶりに音楽活動を再開し、アルバム『Fear and loving』をリリース。 以後はnanaco名義で活動することが多くなる。

1996年 アルバム『LOVE IS A DRUG』をイギリス、アメリカ、日本でリリース。

1998年 イギリスのコクトー・ツインズのレーベルBella UNionより、アルバム『Luminous love in 23』をリリース。

2001年 Mark Bingham(REMでグラミー賞を受賞) のプロデュースにより、アルバム『Sisiters on the riverbed』 をリリース。

日本のみならず世界的に幅広く音楽を発信している。

独特のコケティッシュなウィスパー・ヴォイスは、渋谷系の元祖とも言われた。

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