佐藤二朗が公表した「強迫性障害」とは 元アイドルも同じ症状を告白、活動の一部を制限

俳優の佐藤二朗(54)が6日、自身のXで「強迫性障害」であることを公表した。

佐藤は5日にXで「病。キツイ。マジでキツイ。そのメンタルの病に、世の中で一番大事な『家族』と、世の中で一番大事な『芝居』を、絶対に、絶対に、侵食されぬよう、僕は生きるか死ぬかで、全身全霊で生きる。恐らくは、それしか僕の生きる道はないから」と投稿。ファンやフォロワーから心配する声が寄せられていた。

さらに6日には「『強迫性障害』。小学生時に発症。」と「病」の具体名を告白。「あまりにキツく『memo』という映画をつくる。根治を諦め、共生を決める。」と症状と付き合う決心をしていたことも明かした。さらに「が、昨夜酔い、書いたら少しは楽になると思い呟いてしまった。」と5日のポストの理由も説明した。「侵食されていい。病含め僕。病ゆえの『力』を信じよう。いつか病に礼を言えるよう。ご心配かけすみませんでした。感謝。本当に。」と寄せられた激励に思いを馳せた。

「強迫性障害」とは、自身の意思にかかわらず、ある考えが頭から離れない「強迫観念」による不安を振り払おうと何度も同じ行動(強迫行動)を繰り返してしまい、日常生活に影響が出るようになった状態のこと。手に菌が残っていると思い過剰なほど手を洗う、戸締りをしたかどうかを何度も確認せずにはいられないなどが代表的な例とされている。

元モーニング娘。の道重さゆみ(34)も昨年12月27日に、やはり「強迫性障害」であることを公表。特定の仕事上で過度なこだわりや過敏な行動があり「強い不安感や恐怖心がある」として活動の一部を制限している。

(よろず~ニュース編集部)

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