一般会計総額5800億円余り 県の新年度当初予算案県議会に内示

県は一般会計の総額で5800億円余りの新年度当初予算案を県議会に内示しました。新型コロナウイルス関連の費用は大幅に少なくなり、災害対策などに重点が置かれています。

県の新年度当初予算案は一般会計の総額で5842億円で、今年度より17億円、率にして3パーセント多くなりました。防災力の強化や人口減少の克服に向けた事業に重点を置いています。

防災力強化には合わせておよそ123億円を計上。秋田市の太平川などの河川改修を進めるほか男鹿半島での地震に備えて対策の検討を始めます。

新型コロナ関連は感染症法上の位置づけが5類に移行したことなども踏まえ、今年度156億円あった費用は新年度は、検査体制の整備費など7000万円ほどにとどめました。

来年4月の任期満了で退く意向を示している佐竹知事が本格的に新年度予算案を編成するのはこれが最後になる見込みです。予算案を審議する県議会は14日に始まります。

© 株式会社秋田放送