佐藤奈々子、岡田徹(moonriders)が生前残した楽曲を命日にリリース決定

佐藤奈々子が新曲「UNICORN」を2月14日(水)にリリースすることが発表されています。

この楽曲は、昨年2月14日に亡くなった、moonridersの故・岡田徹が「詞を書いて歌ってほしい」と生前に佐藤奈々子に託した曲。

佐藤奈々子はその曲を聴いて、浮かんできた言葉を綴り、歌詞を岡田徹に送ると、「いい感じ、歌を入れてデモを送って」とすぐに連絡があったとのこと。その後、急いでないとおもい1週間ほど手をつけずにいると、「まだ?」と催促のメッセージが入ったそうです。急遽、簡単な歌入のデモを送ると、「いいね、いいね、はやくにレコーデイングしよう」と岡田より電話がありました。そして、その2日後、2月14日に岡田徹が突然亡くなったのでした。

晩年は体が不自由になり、歩くこともままならないときもあったものの、リハビリを続け、moonridersのコンサートでも支えられながらもキーボードを弾いて、ファンの前に元気な姿を見せていました。

そんな岡田徹の最後の曲「UNICORN」を、岡田徹亡き後もmoonridersのサポートを積極的に続けている佐藤優介がサウンド・プロデュースし、佐藤奈々子の歌と佐藤優介のピアノの美しいデュオが完成。そして「UNICORN」は、岡田徹の遺作であり、奇しくも岡田徹へのレクイエムとなりました。

[岡田紫苑(岡田徹 娘) コメント]
“UNICORN” 繊細なピアノに子守唄のような優しい歌がそっと寄り添う。
岡田徹らしいメロディラインに乗りながら、一音一音を丁寧にたどると、
父が最期に見た景色を一緒に眺めているような気持ちになりました。
こんなにも温かく、優しさに満ちたものだったのだと。
どうか皆さまの元にも届きますように。
岡田紫苑

[アルバムジャケットについて 佐藤奈々子コメント]
大好きな絵本「雨犬」(版画:柳本史 文:外間隆史)の作者である版画家・柳本史さんとアーテイストでグラフィックデザイナーの外間隆史さんのおふたりにおねがすることができました。柳本史さんのこの作品は、「今夜は満月が見たい」というタイトル。まさにmoonridersを想う夜のようです。そして、外間隆史さんの詩的でモダンな美しいデザイン。
“雨犬”の名コンビによる作品と“UNICORN”が、愛しく切なく響きあっています。

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