MLSのインテル・マイアミは2月7日、国立競技場で開催されるプレシーズンマッチでJ1王者のヴィッセル神戸と対戦する。
この一戦を前に6日にトレーニングを行ない、リオネル・メッシやルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバらが参加した。
この日の練習を、海外メディアも取材。アメリカの大手スポーツメディア『The Athletic』で、MLSやメッシの動向を追っているポール・テノリオ記者もその1人だ。「インテル・マイアミにメッシらスター選手が多く加入したことで、アメリカサッカーにどんな影響をもたらしたか?」と訊いてみると、こう教えてくれた。
【PHOTO】メッシが来日!インテル・マイアミがトレーニングを公開!!
「インテル・マイアミにブスケッツ、スアレス、アルバなどスター選手たちが加入してくるのは驚くべきことではない。なぜなら、MLSでは過去に(デイビッド・)ベッカムや(ティエリ・)アンリ、(ズラタン・)イブラヒモビッチ、さらには(スティーブン・)ジェラード、(フランク・)ランパードといった世界トップレベルの選手たちがプレーしていたからね。しかし、メッシは他の誰よりも別次元の選手だ。
彼がMLSでプレーするというのはとても衝撃的な出来事で、アメリカサッカーの全てが変わった。特に国内では一気にMLSの注目度が高まった。メディアのメッシへの関心はNBAやMLB、NFLよりも大きくなっている。また彼のおかげでより多くの人々がMLSを見るようになったし、話題にするようになっている。
今、アメリカの3大アスリートと言えばメッシ、レブロン(・ジェームズ)、大谷(翔平)だが、メッシはアジア、アフリカ、南米など世界中のどこへ行っても誰もが知っている名前だ」
メッシ効果で注目度が高まるMLSは今後、どのような発展を遂げていくのか楽しみだ。
取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)