4人の俳優がショートフィルムの監督に挑戦する『アクターズ・ショート・フィルム4』より各作品のポスターと主要キャストが発表された。
『アクターズ・ショート・フィルム』とは、予算・撮影日数など同条件で俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作、世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア」（SSFF＆ASIA）のグランプリ：ジョージ・ルーカス アワードを目指すという、WOWOWのプロジェクトだ。
千葉雄大監督作『ハルモニア』には、主演の一ノ瀬颯演じる俳優・よしあきの誕生日会に集まる仲間たちとして工藤遥、ヒコロヒー、山崎樹範が出演。全員の息の合った会話に注目したい。
俳優のよしあき（一ノ瀬颯）の誕生日、気の置けない仲間たち（工藤遥、ヒコロヒー、山崎樹範）が集まってくる。それぞれ違う人生を歩みながら、わかりあえる最良の関係。その帰り道、仲間のひとりに哀しい知らせが飛び込んでくる―。
仲里依紗監督作『撮影／鏑木真一』は秋山竜次（ロバート）演じるカメラマンの上司・同僚役として、杉本哲太・寛一郎が脇を固める。
週刊誌のカメラマン鏑木（秋山竜次）は、特ダネを連発した過去をもつが、スキャンダルを暴露し女優を死に追いこんでしまう。スランプに陥った鏑木は、上司や同僚（杉本哲太、寛一郎）に再起を誓うが、ある日、追いかけていたアイドルの情報をタレコミする発信元不明のメッセージを受け取る。
福士蒼汰監督作『イツキトミワ』は、清水尋也と芋生悠がダブル主演を務め、一樹（清水尋也）の職場の先輩役として小澤征悦・木村了、三羽（芋生悠）の友人役として伊澤彩織が出演。
肉体労働で家計を支え、かつて美大進学を目指していた一葵（清水尋也）は、ギャラリーで自分の作品を見つめる三羽（芋生悠）と出会う。徐々に親密になる二人だが、それでもとけない壁がある。満月の夜に二人は、一歩踏み込んだ話を始めるが…。
森崎ウィン監督作『せん』は、「アクターズ・ショート・フィルム」初のミュージカル映画。中尾ミエと鈴木伸之が出演し、おばあさん（中尾ミエ）の家で流れるラジオの音声として、津田健次郎が登場。さらに本作の脚本・作詞は、数々のミュージカル作品の脚本・演出を手掛ける上田一豪が担当する。森崎の熱烈なオファーで今回のタッグが実現した。
田舎暮らしをするおばあさん（中尾ミエ）のいつもの一日が始まる。ちゃぶ台で役場の若者（鈴木伸之）と朝食をとり、縁側で配達員とお茶飲み話をする。そんないつもと変わらない日常に、微細な不協和音が聞こえてくる。
なお、4人の監督に密着したドキュメンタリー番組が、2月24日20時よりWOWOWプライムにて放送される。
『アクターズ・ショート・フィルム4』は、3月1日よりWOWOWオンデマンドで全作配信開始。3月8日よりWOWOWプライムにて毎週1本ずつ放送（3月8日23時30分より千葉雄大監督作『ハルモニア』、3月15日23時30分より仲里依紗監督作『撮影／鏑木真一』、3月22日23時30分より福士蒼汰監督作『イツキトミワ』、3月29日23時30分より森崎ウィン監督作『せん』）。
