現地時間2024年2月6日に公開されたUber Eatsの【スーパーボウル】用の新CMで、今年のハーフタイム・ショーに出演するアッシャーがそのことをすっかり忘れている。
多くの有名人が出演しているこの豪華なCMでは、TVシリーズ『フレンズ』のジェニファー・アニストンが、アシスタントからUber Eatsの注文を受けるところから始まる。花や化粧水など、同サービスが配達してくれる様々なアイテムに驚いているアシスタントにジェニファーは、「“何かを覚えておくためには、別の何かを忘れなければならない”って言うじゃない？」と話し、自分の頭を指差して、「少し隙間を空けるのよ」と指摘する。
そこからは、デビッドとヴィクトリア・ベッカム夫妻を含むさまざまな人々の脳内で、Uber Eatsを心に留めておくために別の知識が消えていく。ベッカムが、「君がペッパー・レディーだった頃を覚えてる？」と、“デビッドの妻”と書かれた白Tを着たヴィクトリアに尋ねると、“ポッシュ”は、「シナモン・シスターズじゃなかったっけ？」と返す。ベッカムは、「バジル・ベイブズ？」、ヴィクトリアは、「パプリカ・ガールズ？」とやり取りが続くが、最後に彼は、「いや、そんなわけないだろう！」と手元のスパイスを見ながら会話を切り上げる。
以前米ビルボードがティーザーで独占的に紹介したように、このUber Eatsの広告には、カントリー・スターのジェリー・ロールが顔にタトゥーが入っていることを忘れている場面もある。鏡に映った自分の姿を見て衝撃を受けた彼は、「誰か僕の顔に落書きをしたのか？」と尋ね、インクをこすり落とそうとして、「落ちないよ！」と悲痛な叫びをあげている。
その後、ジェニファーが『フレンズ』の共演者をコロッと忘れているシーンなどを経て、最後にアッシャーがUber Eatsの食事に舌鼓を打ちながら、側でびっくりしている二人のスタッフに向かって、「いつかハーフタイム・ショーに出られるといいなぁ」としみじみ語っている。
アッシャーにとって幸運なことに、その願いは数日後に叶うことになる。現地時間2月11日に米ラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催される【第58回 NFLスーパーボウル】のハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務めることになっているからだ。カンザスシティ・チーフスとサンフランシスコ・フォーティナイナーズは、NFLの優勝決定戦で米国東部時間午後6時30分から対決する。
