「そういう態度を見せるべき」敗退でも笑顔を見せたクリンスマン監督に批判殺到! 韓国ファンの批判に自論「より良い相手を祝うのは当然」

笑顔が批判を受けているクリンスマン監督[写真:Getty Images]

韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督が、批判される自身の態度について見解を述べた。韓国『聯合ニュース』が伝えた。
【動画】批判が殺到!敗退も笑顔でヨルダンを称えるクリンスマン監督

6日、アジアカップ2023の準決勝が開催。64年ぶりの優勝を目指す韓国はヨルダン代表と対戦した。

しかし、2試合連続で120分間を戦い抜いた韓国は精彩を欠いてしまい、ゴールレスで前半を折り返すと後半に2失点。完敗に終わり、チームは準決勝で敗退となった。

敗退したことでクリンスマン監督や選手たちには批判が殺到。特に、就任後からすぐに批判の的となっていたクリンスマン監督に対して、試合後の振る舞いが怒りを買った。

クリンスマン監督は、試合後によくある監督同士の挨拶でヨルダンのフシーヌ・アムタ監督と握手。モロッコ人監督に対してフランス語で称賛したが、その際に笑顔を見せていた。

これが韓国のファン・サポーターの逆鱗に触れ、敗退したのに笑顔を見せる行為に批判が集中。その件について試合後に問われたクリンスマン監督は、自分のスタンスを伝えた。

「より良いフットボールで勝利したチームを祝うことは当然だろう」

「私にとっては当たり前のことだ。もし笑顔で祝うべきではないというのなら、我々のアプローチが違うということだろう」

「かなり腹が立ち、残念ではあった。ただ、相手を祝福し尊重すべき時は、そういう態度や姿勢を見せるべきだと私は思う」

勝利への執念が求められ、ミスなどは大きな批判を受けやすい韓国。負けて笑顔というのは信じがたかっただろうが、リスペクトの精神をクリンスマン監督は主張。スタンスの違いが去就に影響しないことを願うばかりだ。

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