景気動向一致指数12月は1.6ポイント上昇、輸出増で2カ月ぶりプラス

Yoshifumi Takemoto

[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した昨年12月の景気動向指数(速報値、2020年=100)は、指標となる一致指数が前月から1.6ポイント上昇し116.2と2カ月ぶりにプラスとなった。輸出や投資財出荷指数、鉱工業生産が寄与した。コンベヤや半導体製造装置などの輸出・生産が改善した。

先行指数も前月比1.9ポイント改善し110.0と4カ月ぶりに上昇した。自動車の在庫減などで鉱工業用生産財在庫率指数などが改善した。

一致指数から一定の手順で機械的に決める基調判断は昨年4月以降の「改善を示している」との表現を据え置いた。

(竹本能文)

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