義烏市の世界最大の日用品雑貨卸売市場、5カ国言語で「春節休み」のお知らせ発表―中国

義烏市の世界最大の日用品雑貨卸売市場が5カ国言語で「春節休み」のお知らせ発表した。

浙江省義烏市にある世界最大規模を誇る日用品雑貨卸売市場「中国小商品城」に属する各大市場群は5日から春節(旧正月、2024年は2月10日)連休に入った。世界のスーパーと呼ばれている同卸売市場は、中国語のほか、英語、スペイン語、韓国、アラビア語の5カ国語で休業日と営業開始日のお知らせを発表した。

義烏商城集団の責任者は、「義烏小商品城は海外との取引が非常に多いため、2018年から休業のお知らせを多言語で発表している。5カ国語は当卸売市場を利用する顧客が通常使う言語をほぼカバーしている」と説明する。

義烏市の「中国小商品城」は、国際商貿城の1-5エリア、賓王、篁園、国際生産資料市場の8大市場群で構成されており、営業面積は約640万平方メートル、7万5000店舗を擁する。義烏市場は230カ国・地域と貿易取引があり、顧客の60%が海外の顧客となっている。毎年、仕入れのために海外から同地を訪れる人の数は延べ56万人以上で、100カ国・地域以上の海外のバイヤー1万5000人以上が常駐している。これまでに「アラビア語がペラペラの義烏ナイトマーケットで煎餅(中国風クレープ)を売る男性」「ベルサイユスタイル(最もつつましい言葉で最も派手に自慢する)で英語を披露するトラック運転手」「アラビア語で50種類の野菜を紹介する野菜売り場のおばさん」といった動画がネット上で大きな話題となってきた。

前述した責任者は、「普段、微信(WeChat)のグループチャットやコミュニティーのインターネットを通じたお知らせなども多言語で行っている。20年2月に国際商貿城が新型コロナ感染症対策を講じた上で営業を再開した時も、9カ国で外国人を歓迎するメッセージを発表した」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

© 株式会社 Record China