「木工用接着剤を温かいところにしまうのです」メーカーが注意喚起 寒すぎると悲劇「まじかww」と驚きの声

接着剤メーカーのセメダインの公式X(旧Twitter)が投稿した木工用接着剤に関する注意喚起が「え!?そうなの!?」「長年の疑問が解決しました」「ずっと知らなくて毎回ダメにしてた」と話題を呼んでいる。

関東が大雪に見舞われた2月5日朝、天気を報じるニュース投稿を引用するかたちで同公式Xは「関東のみなさま 聞こえますか」「木工用接着剤を温かいところにしまうのです」と切り出した。その理由を「木工用接着剤は寒い場所では凍ります 溶かしても使えません プルプルのゼリーみたいになります」とつづった。

これには「え!?そうなの!?」「まじかwwそれは知らなかったwww」「長年の疑問が解決しました」「知らなかった 工芸研出身者として不覚だ」と驚きの声が続出。なかには「ずっと知らなくて毎回ダメにしてた」「いざ使おうとした時プルプルになっていた経験ある。経年劣化だと思っていたが、まさか低温が原因だったとは」「ワイ北海道民、何度これでダメにしたことか」と経験者の声もあった。

木工用接着剤の成分は酢酸ビニル樹脂(55%)、水(45%)。同社の担当者によれば、通常は水の中に酢酸ビニル樹脂が分散している状態だが、凍ってしまうことで分離してしまい、溶かしても元に戻らないという。「牛乳を振ると(乳脂肪が分離して)バターになりますが、それを溶かしても牛乳には戻らないのと同じです」と身近な例で解説した。

同商品裏面の「取扱上の注意」を確認すると、保存環境は2~40度を推奨している。なお、40度以上の環境下に放置した場合について、同担当者は「接着剤や容器の劣化が早くなる、粘性が弱くなるなどの不具合が起こる可能性があります」と説明した。

・セメダイン公式サイト:https://www.cemedine.co.jp/

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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