西岡良仁、世界144位に苦戦もフルセットの戦いを制して初戦突破。2回戦で世界17位マナリノと対戦[ダラス・オープン]

西岡良仁、約2時間半の熱戦を制して2回戦へ

現地2月6日、「ダラス・オープン」(アメリカ・ダラス/ATP250)シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク83位)はラッキールーザーで本戦入りを果たしたテレンス・アトマネ(フランス/同144位)を7-6(5)、4-6、6-3のフルセットで下し、2回戦進出を決めた。

昨季に自己最高ランキングとなる24位を記録している28歳の西岡は、肩や足の怪我により今季開幕が遅れ、全豪オープンにぶっつけ本番で出場。世界ランク7位のホルガー・ルーネ(デンマーク)に健闘したものの惜しくも初戦で敗れている。

2月2~3日には男子国別対抗戦デビスカップ「日本対レバノン」に出場し、エースとして単複で活躍を見せて3勝。ワールドグループ1部残留に貢献した。

開催地のエジプト・カイロから約1万1000キロ離れたアメリカ・ダラスで行われる今大会。クレーコートからハードコートへの移行もあり、西岡にとっては難しいコンディションだ。初戦の相手となったのは左利きのアトマネ。昨年9月の対戦で勝利しているがフルセットのタフな戦いを強いられている。

この日の試合でも第1セットをタイブレークの末に取りきった西岡だったが、第2セットではワンチャンスをものにされて落としてしまう。それでも最終セットでは一度は追いつかれたが、4-3の第8ゲームで再びリードを奪って、そのまま6-3。2時間26分の熱戦の末に2回戦進出を果たした。

2回戦ではまたしてもレフティーの相手で、第4シードのアドリアン・マナリノ(フランス/同17位)と対戦。両者の対戦成績は、マナリノの2勝0敗。直近では2022年の今大会で対戦しており、マナリノが6-3、6-1で勝利している。西岡は初勝利を挙げることができるだろうか。

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