東京で「おにぎりサミット」 米や具材の産地が集結!「梅干し」みなべ町も、和歌山

「おにぎりを通じたまちづくり推進」に署名しあいさつする小谷芳正町長(右から2人目)=東京都千代田区で

 日本一の梅産地、和歌山県みなべ町や米作りが盛んな新潟県南魚沼市など、おにぎりに関わりが深い全国の7市町が参加しての「おにぎりサミット」が、東京都千代田区の大手町タワーであった。7市町の食材を使った「究極のおにぎり」を発表するなど、おにぎりの魅力を発信した。

 日本が世界に誇る和食「おにぎり」の普及を目指す一般社団法人おにぎり協会(神奈川県鎌倉市、中村祐介代表)が設立10周年を迎えたことから、7市町と協力して開催した。

 7市町は、みなべ町や南魚沼市のほか、新潟県村上市、富山県魚津市、埼玉県深谷市、愛媛県今治市、福岡県柳川市。いずれも米やのり、塩、梅、サケなど、おにぎりに使う食材の産地。

 サミットでは7市町の首長が「おにぎりを通じたまちづくり」を推進していくことに署名。あいさつで、みなべ町の小谷芳正町長は、梅のブランド「南高梅」や国内最大級の広さを誇る「南部梅林」をPRするとともに、梅干しおにぎりを奨励する「梅干しでおにぎり条例」を制定していることなどを紹介した。

 メインイベントでは、タレントの武井壮さんや餅田コシヒカリさんがゲストで参加し、コンビニエンスストアでのおにぎり人気ランキングを紹介した後、7市町が持ち寄った食材を使って作った「究極のおにぎり」を発表した。

 コラボキャンペーンの発表会もあり、大阪万博でおにぎり店のオープンを目指す象印マホービンがみなべ町や深谷市などとコラボした「日本のおむすび」、中田食品(田辺市)などが梅を使用したハート形おにぎり「バレンタインおにぎり」を発表したほか、南魚沼市と魚津市、みなべ町が協力して3月に東京都内でキャンペーンを開くことも紹介した。

 このほか、環境やスポーツ、女性の視点からおにぎりについて語るイベントもあった。

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