メッツがJ・D・マルティネスとの交渉を継続 獲得は価格次第か

「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者によると、スプリング・トレーニングのスタートが迫るなか、メッツはJ・D・マルティネスの陣営との契約交渉を継続しているようだ。プーマ記者は「適切な価格であれば、メッツは獲得に動くだろう」とリポート。マルティネス側の希望条件が下がるのを待っている状況のようだ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者もメッツがマルティネスもしくはホルヘ・ソレアの獲得に興味を示していることを報じており、「大きく価格が下がらない限り、メッツは動かないだろう」としている。

現在36歳のマルティネスはメジャー13年目の昨季、ドジャースで113試合に出場して打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。1年契約で臨んだシーズンで4年ぶりの30本塁打&100打点をクリアし、自身の価値を高めることに成功した。ところが、フルタイムの指名打者を使わないチームが増えているという事情もあり、2月に入っても契約が決まらない状況。マルティネスの獲得を狙うチームは、マルティネス側が折れて希望条件を下げるのを待っているとみられる。

メッツは今オフの主な補強を終え、「大きく価格が下がらない限り、指名打者の補強には動かないだろう」と言われている。指名打者は昨季58試合で11本塁打、OPS.839を記録したDJ・スチュワートを中心に、マーク・ビエントス、正捕手フランシスコ・アルバレスなど、複数の選手を併用していくことが予想されている。まだ1000万ドルから1500万ドルほどの補強資金が残っているとみられるが、トレード・デッドラインで補強が必要になった場合に備え、キープしておきたいという思惑もあるようだ。

マルティネスとともに市場に残っているソレアは31歳のスラッガー。ロイヤルズ時代の2019年に48本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得した実績があり、昨季はマーリンズで137試合に出場して打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853を記録した。3年契約があと1年残っていたが、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなり、好条件の複数年契約を狙っているとみられる。

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