珠洲で死者1人確認 能登半島地震 計241人に 宝達志水は避難所ゼロに

地震発生時刻に合わせ、避難所前で黙祷する人々=1日午後4時10分、珠洲市宝立町鵜飼

 石川県は7日、能登半島地震による県内の死者が珠洲市で新たに1人確認され、計241人になったと発表した。珠洲市の死者数は102人となった。このほかの市町は輪島市103人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。

 負傷者は計1182人と変化はなかった。安否不明者は輪島市9人、珠洲市2人の計11人。

 住宅被害の確認も各市町で進み、県内の被害戸数は前日比1459戸増の5万7119戸となった。市町別では七尾市1万2602戸、珠洲市7852戸、輪島市5588戸、志賀町5112戸、穴水町5千戸など。

 空き家や店舗などを含む非住宅の被害では、輪島市が初めて調査結果を報告。1367戸を確認し、県内では2512戸となった。珠洲市や穴水町などは調査中で、戸数はさらに増える見込み。

 断水は前日から200戸減り、約3万7500戸となった。1次避難所に関しては、宝達志水町が6日午後2時40分に最後の避難所を閉鎖した。1次避難所に身を寄せている人は12市町の7297人、1.5次避難所に242人、2次避難所に5209人となった。

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